【アロマで花粉症対策!】おすすめの精油と使い方を徹底解説

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アロマで花粉症対策 column

花粉症に悩まされる季節。
今年は皆さんどんな対策でのぞみますか?

「今年は薬ばかりではなくアロマを取り入れてみたらどうだろう。」

そんな方がこの記事を読んでくださっていると思います。

とりあえず効果的なアロマのプレンドを知りたい方は、最初は読み飛ばして「花粉症におすすめのアロマブレンド」の章を参考にして下さい。

花粉症について再度理解を深めた上でアロマを取り入れたい方は最初から読んでいただくことをおすすめします。

皆様のつらい症状を少しでも和らげることができたら幸いです。

アロマハンドトリートメントサロンsinsin
代表 内山いづみ

はじめに


花粉症は、日本の多くの人々が毎年悩まされる季節性のアレルギー疾患です。

文字通り花粉をアレルゲンとして発症するのが花粉症ですが、発症するのが都会に多いのは原因が花粉だけでないと考えられるでしょう。つまり原因を特定して対策するのがなかなか難しく、発症したら完治が難しいのが多くの方悩みです。

医薬品としては抗アレルギー薬、抗ヒスタミン薬が市販されたり、処方されますね、ただし副作用として眠気が出るなどで頻繁には使えないというお困りごともあるでしょう。
最近は眠気の少ないタイプのお薬も開発されているようですので、お医者さんと相談してみてください。

医薬品は現在研究されている範囲で「アレルギー症状が出る仕組み」に直接作用するので効果も高く即効性があります。

一方、アロマテラピーは民間医療(代替医療)としての自然療法であり、臨床実験を含め科学的な根拠を示す研究は多くありません。「精油の薬理作用」として実験や研究結果でその効果が期待できることがわかってきていますが、効果に関しては個人差も大きく、あくまで「楽しむ」と言うスタンスで自然にお付き合いするのがよろしいかと思います。

また、アロマの香りの成分もある意味化学物質なので体調や使い方によっては害になる場合もあります。
アロマを楽しむ場合は、簡単な基本知識を身につけることをおすすめします。

花粉症の症状を抑える薬の仕組み

花粉症などのアレルギー症状は、花粉などの原因物質により私たちの体内に存在する「マスト細胞」からかゆみの元になるヒスタミンを放出することで誘発されるといわれています。人類の長い歴史の中でこの仕組みがわかったのは最近なので、まだまだ人体の仕組みは分からないことだらけで、日々定説が覆されていることを考えると、今後の研究成果が楽しみでもあり、何ごともそれが全てだと信じ切ることもあまり良くないといえますね。

画像引用:平成26年6月9日 九州大学 科学技術振興機構(JST)プレスリリース
https://www.jst.go.jp/pr/announce/20140609-2/index.html

ヒスタミン等の物質が放出されると、脳が「かゆい」と感じたり、血管を拡張させたりくしゃみや鼻水を誘発したり、異物と戦う準備や外に出そうとする防衛反応が起こります。抗ヒスタミン剤はこのヒスタミンの放出を抑える作用をしてアレルギー症が出ないようにするお薬というわけですね。

花粉症とアロマテラピーの関係

アロマと花粉症


つぎに精油が心身に作用する仕組みを解説します。

そもそも植物が持つ香り成分は、種の存続や外部環境に対応するために持っているもので、アロマの世界はその香りを生活に役立つものとして利用してます。

精油の成分が体に取り込まれ、吸収されていくには3つの経路があります。成分が体に取り込まれるわけですから、多少なりとも心身への影響するのです。

専門家が記載したその経路と作用をご紹介します。

●精油が体に取り込まれる3つの経路

①鼻から脳へ
鼻や口から吸い込んだ精油の成分は電気信号となり、感情や記憶をつかさどる大脳辺縁系や、自律神経系やホルモン系などをコントロールする視床下部に届き、全身に影響を与える。実は五感のうち脳に最も早く伝わるのが嗅覚で、その所要時間はわずか0.2秒以下。命にかかわる危険の察知と回避のため早くなったとも考えられている。

②肺から全身へ
呼吸によって取り込んだ精油の成分が肺に達し、肺胞を囲む毛細血管から血液に取り込まれて体内を巡る。

③皮膚から全身へ
皮膚に塗られた精油の成分が毛細血管から血液に取り込まれ、体内を巡る。 

●吸収経路の違いによる3つの作用

①脳を刺激して起こる作用
…自律神経系・内分泌系・免疫系・感情や情動の調整、認知機能の向上

②呼吸からの吸収と皮膚からの吸収の組み合わせで起こる作用
…鎮痛、抗炎症

③皮膚からの吸収で起こる作用
…抗炎症、抗菌、抗真菌

引用:大正製薬 https://www.taisho-kenko.com/column/131/

このように記載すると、アロマがなんだかとっても効果があるお薬のように錯覚しちゃいますよね。
あくまで代替医療として期待できる効果ということはお忘れなく。

花粉症対策におすすめの精油

それでは花粉症の症状緩和に役立つとされる代表的な精油をご紹介します

1. ユーカリ

ユーカリの精油は、抗炎症作用や抗菌作用があり、鼻づまりや鼻水の症状を和らげる効果が期待できます。また、呼吸を楽にする働きもあるため、花粉症の季節におすすめです。

2. ペパーミント

ペパーミントの精には、メントールが含まれており、清涼感とともに鼻づまりを解消する効があります。さらに、抗炎症作用もあるため、花粉症の症状緩和に役立ちます。

3. ラベンダー

ラベンダーの精油は、リラックス効果で知られていますが、抗炎症作用や抗アレルギー作用も持っています。これにより、花粉症による目のかゆみや鼻の不快感を和らげる効果が期待できます。

4. ティートゥリー

ティートゥリーの精油は、強力な抗菌・抗ウイルス作用を持ち、免疫力を高める効果があります。花粉症の症状緩和だけでなく、予防にも役立つとされています。

5. カモミール

カモミールの精油には、抗炎症作用や鎮静作用があり、目のかゆみや肌の炎症を和らげる効果が期待できます。また、リラックス効果もあるため、ストレス軽減にも役立ちます。

花粉症シーズンにおすすめのアロマブレンド

ようやく本題です。(笑)

アロマは症状や気分に合わせて、複数の精油をブレンドすると、より高い効果が期待できます。
いくつかのブレンドを紹介しますので参考にして下さい。

普通の方はたくさんのエッセンシャルオイルをお持ちでないでしょうから、まずは「おすすめsinsinブレンド」をお試し下さいね。

🌟おすすめのsinsinブレンド「 No.8 clair(クリア)」

フランス語で「スッキリ」という意味の”Clair”のレシピです!
⚫︎ティートゥリー 2滴
⚫︎ペパーミント 1滴
⚫︎ユーカリグロブルス 1滴

アロマは即効性のあるお薬ではないので、花粉症に悩まされる季節が始まる前から少しずつ使い始めるとピーク時に症状が和らぎますよ。
シングルエッセンシャルオイルをお持ちでない方はネットでもご購入できます。
私もよく利用させて頂く「生活の木」さんのECサイトをお紹介しておきます。
(2025・2月現在)それぞれ3ml 880円(税込・送料別)

▼生活の木公式オンラインショップ
https://onlineshop.treeoflife.co.jp/collections/single-essential-oil

皆さんがブレンドしやすいようにシンプルなレシピにしましたので是非お試し下さい。

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自分でブレンドするのがちょと時間がないし、自信がないな・・という方には
sinsin.aromaの企画商品として5mlのブレンド精油をお送りしますのでお申し込み下さいね。
(公開レシピ商品/ No.8 clair 税込送料込み1800円/5ml)

その他症状に合わせたブレンド

1. 鼻づまりを和らげるブレンド

  • ユーカリ 3滴
  • ペパーミント 2滴
  • ラベンダー 2滴

ディフューザーに入れて部屋に拡散させたり、ハンカチに1滴垂らして持ち歩くと、呼吸が楽になります。

2. 目のかゆみを緩和するブレンド

  • カモミール 3滴
  • ラベンダー 2滴
  • ティートゥリー 1滴

ホホバオイルなどのキャリアオイルで希釈し、目の周り(直接目に入らないように注意)やこめかみに優しく塗布すると効果的です。

3. 免疫力を高めるブレンド

  • ティートゥリー 3滴
  • レモン 2滴
  • ローズマリー 2滴

アロマスプレーを作り、部屋やマスクに吹きかけると、花粉やウイルスから体を守る効果が期待できます。

精油の使用方法

精油を使用する際は、以下の方法がおすすめです。
ディフーザーをお持ちの方は精油のレシピを変えるだけで対応できますね。
この中でも私のおすすめは②の精油さえあればどなたでも簡単にできるスチーム吸入です。
鼻と呼吸器同時に精油の成分を取り込み、トータルできると思います。

1. ディフューザーでの芳香浴

ディフューザーを使用して、部屋全体に精油の香りを拡散させる方法です。
これにより、呼吸器から精油の成分を取り入れ、症状緩和が期待できます。

2. スチーム吸入

ボウルに熱湯を入れ、そこに精油を1~2滴垂らします。
タオルを頭からかぶり、目を閉じて蒸気をゆっくり吸い込みます。
この方法は、鼻づまりや喉の不快感を和らげるのに効果的です。

3. マッサージ

キャリアオイル(ホホバオイルやスイートアーモンドオイルなど)で精油を希釈し、首や胸、背中などにマッサージします。これにより、精油の成分が皮膚から吸収され、症状緩和やリラックス効果が期待できます。

4. アロマスプレー

精油と精製水、無水エタノールを混ぜてアロマスプレーを作成し、部屋やマスクにスプレーします。
これにより、手軽に精油の効果を取り入れることができます。

精油を使用する際の注意点

精油は天然の成分ですが、使用方法を誤ると体に悪影響を及ぼす可能性があります。以下の点に注意して使用してください。

  • 希釈: 精油は原液のまま使用せず、必ずキャリアオイルや水で適切に希釈してください。
  • パッチテスト: 初めて使用する精油は、皮膚の一部に少量塗布し、アレルギー反応がないか確認してください。
  • 妊娠中・授乳中の方や子供への使用: 一部の精油は、妊娠中・授乳中の方や子供には適さないものがあります。使用前に専門家に相談してください。
  • 保管方法: 精油は直射日光を避け、冷暗所で保管してください。

まとめ | MOD000001(エムオーディーファイブオーワンに期待)

この記事では花粉症に効果のあるアロマブレンドをご紹介しました。

まとめると

❶精油のブレンドのおすすめは
ティートゥリー

ペパーミント
ユーカリグロブルス

❷使用方法のおすすめはスチーム吸入

ただし、精油の使用方法の注意点はしっかり確認してご使用くださいね。

余談ですが、先日テレビでまた画期的な花粉症対策の研究が紹介されていました。

山梨大学の研究で、これまでのアレルギー対策の薬は放出されるヒスタミン等のアレルギー誘発物質の抑制だったことに対し、それを放出するマスと細胞の量そのものを低減させるというもので、現状副作用もないとのこと。

そういう狙いで作り出した物質を「MOD000001 (エムオーディーファイブオーワン)」というそうです。

▼山梨大学・アリヴェクシステム株式会社プレスリリース
https://www.yamanashi.ac.jp/wp-content/uploads/2024/04/20240411pr.pdf


薬として市販されるには最低5年はかかるとおっしゃっていましたが、その薬ができれば、多くの方の悩みを解決できる素晴らしいお薬だと思います。

新しい技術、そして自然との調和と上手が活用、バランスをとりながら生活の質を上げていきたいですね。