今年もやってきました花粉症の季節。
くしゃみ、鼻水、鼻づまりに、顔のかゆみ……。特に鼻がつまると呼吸が浅くなり、顔まわりや頭まで重く感じてしまいますよね。
「薬を飲んでも、鼻の不快感がスッキリしない」
「仕事中や寝る前に、手軽にリラックスしたい」
そんなとき、セラピストの視点からおすすめしたいのが、「アロマの香り」と「やさしいタッチケア」を組み合わせたセルフケアです。

今回は、sinsin.aromaの内山いづみが、花粉症による顔の緊張を解き放つ方法をご紹介しますね。
なぜ花粉症で「顔」が重く、つらくなるのか?
花粉症の主な原因は、スギやヒノキの花粉による免疫反応です。
しかし、鼻水などの直接的な症状だけでなく、実は「顔の筋肉の強張り」が症状を重く感じさせていることをご存知でしょうか。
鼻が詰まっているとき、私たちは無意識に以下のような場所に力を入れています。
- 小鼻のまわり
呼吸を通そうと力が入る - 頬・噛み合わせ
不快感から食いしばりが起きやすい - 目のまわり
かゆみやショボショボ感で筋肉が緊張する
これらの場所がかたまると、さらに呼吸がしづらくなるという悪循環に陥ります。
だからこそ、外側から優しく触れて「緩めてあげる」ことが大切なのです。
セラピスト直伝:鼻通りをサポートする「セルフタッチケア」3選
顔まわりに優しく触れる刺激は、自律神経(副交感神経)に働きかけ、体の緊張を鎮めてくれます。
力を入れず、「羽で触れるような心地よさ」で行ってください。
筋肉を揉みほぐすのではありません。そっと触って緊張を和らげてあげる意識を忘れないようにしましょう。
小鼻の緊張を解く「迎香(げいこう)」タッチ


鼻の通りをスムーズにすると言われるツボ「迎香」周辺を緩めます。
- 小鼻のすぐ横に、一番力の入りにくい「薬指(←☝️ポイント)」をそっと置きます。
- 小さな円を描くように、皮膚の表面だけをゆっくり揺らします。
- ゆったりと深呼吸をしながら10秒ほど続けましょう。
頬の筋肉をリリースして呼吸を深く

頬の強張りが取れると、鼻腔が広がりやすくなります。
- 頬骨の下(小鼻から指2本分外側)に人差し指と中指を置きます。
- 指を押し込まず、皮膚を耳側へ向かって「スーッ」と優しくスライドさせます。
- 顔全体がふっと軽くなる感覚があればオッケイ◎
鎖骨の「呼吸ゲート」を開く

鼻がつらい時こそ、胸を開いて酸素を取り込みましょう。
- 鎖骨のすぐ下に手のひらをピタッと当てます。
- 手の温もりを感じながら、大きく深呼吸。
- 胸が広がり、肺に空気が入るスペースができるのを感じてください。
触れる刺激は体を落ち着かせる神経、副交感神経に関係すると言われています。
花粉症対策に。おすすめのアロマ(精油)と活用法

タッチケアを行う際、香りを味方につけると相乗効果が期待できます。
定番のレスキューアロマ
花粉の季節によく使われる香りの代表
- ユーカリ・ラディアタ
鼻を通るような爽快感があり、粘膜のケアに。 - ペパーミント
鼻詰まりの不快感を一気にリフレッシュ。 - ラベンダー
鼻周りの炎症や、イライラした気持ちを鎮めます
【簡単な使い方:吸入法】

マグカップに熱めのお湯を注ぎ、精油を1滴落とします。立ち上がる湯気と一緒に香りを吸い込むだけで、鼻の通りが驚くほど楽になりますよ。
最近注目の「カルダモン」でスッキリ

スパイスとして知られるカルダモンですが、実は花粉症時期のケアとして近年注目されています。
ユーカリに似た成分を含みつつ、どこか温かみのあるスパイシーで爽やかな香りが特徴。
ティッシュに1滴垂らしてデスクに置くだけで、鼻のムズムズを抑え、気分を前向きにしてくれます。
最後に:自分をいたわる「やさしい時間」を
セラピストとして多くの方に触れて感じるのは、花粉症の季節は「鼻」だけでなく、顔全体が疲れていることです。
「鼻が詰まって苦しい」というストレスは、想像以上に体力を消耗させます。
そんなとき、自分の温かい手でそっと触れ、お気に入りの香りに包まれる時間は、やさしくて最高のセルフケアです。
つらい季節ではありますが、香りとタッチケアを取り入れて、少しでも心地よく、呼吸のしやすい毎日を過ごせますように。

