12月のブレンドオイル「六花のエンドロール」
12月を思い浮かべて1番最初に浮かんだのがローズマリーの香りでした。
寒い季節にローズマリーってどうかなぁと思いましたが、師走、やる事山盛りの時期ですから
ギアをひとつあげて元気に動き回れるようなシャッキリした香りにしたくて作りました。
今回はその「六花のエンドロール」のメインになった、
ローズマリーの精油について🪴
ローズマリー|簡単な歴史とその特徴
学名 Rosmarinus officinalis
科名 シソ科
原産地 地中海沿岸
抽出方法 水蒸気蒸留法
よくお庭にも植っていたり、園芸屋さんにも苗が売られていますし
お料理にもハーブとして使われるので日本人の私たちにも馴染み深い植物ですね。
葉っぱを触るとすごくさわやかな香りがして、見つけるとつい触ってしまいます(笑)
このローズマリーも古代からいろんな場面に薬草として用いられていたようです。
ローズマリーといえば、「記憶」というが切っても切り離せないワードで出てきます。
昔から記憶力を刺激するハーブとして認知されていて、古代ギリシャやローマ時代の学生たちはローズマリーの冠をつけて勉強していたんだとか…
なんてステキなんでしょう👑
現代、その効果は科学的に証明されてきており、
認知症の予防にも注目されています。
ローズマリー|3つの種類を解説
そんなローズマリーですが、精油を探していると
いろんな種類がありますよね。
ケモタイプ?
シネオール?カンファー??
なんのこと?どれを選べばいいの?ってなります😵💫
まず「ケモタイプ」ですが、
これは同じ植物なんだけれど、
それぞれの育った土壌や気候などの自然条件により、精油の成分が違うということです。
そういうことを「ケモタイプ」、「化学種」と呼ぶんですね。
以下種類です。
・ローズマリーシネオール/
Rosmarinusoffinalisct.cineole
→スッキリと透明感のある香り
他の2種より1.8-シネオールという成分が多いです。
※1.8-シネオール=ユーカリなどにも含まれるスッキリした香りの成分
・ローズマリーカンファー/
Rosmarinus officinalis ct.camphor
→3種で1番シャープな香り
カンファーという成分が1番多く含まれる 神経刺激があるため少量でも効果を感じられます。
・ローズマリーベルベノン/
Rosmarinus officinalis ct.verbenone
→1番優しい香りだち
べルベノンという成分が多く、この成分は粘液を溶かす作用があるため呼吸器ケアや肌再生に向いています。
このように、それぞれ1番多く内蔵してる成分が名前に付けられています。
ローズマリー|期待される効能と使い方
とはいえ、ローズマリーとして共通の働きももちろんあります。
期待できる効果
心:
覚醒 頭脳明晰
体:
鎮痛 筋肉弛緩 血液循環促進 抗菌など
肌:
収歛(しゅうれん) 血行促進
禁忌:
乳幼児、妊産婦、授乳中、高血圧、てんかん
禁忌とは
使い方
✔︎モノ忘れが多くなってきた…
👉ローズマリーカンファー、またはシネオール+レモンを2:1でブレンドし芳香浴をする。午前中2時間程度でOK👌
✔︎白髪、抜け毛、フケなど頭髪の悩み
👉ローズマリー+ベルガモットやスイートオレンジの柑橘+ラベンダー ホホバオイルやアルガンオイルで希釈して頭皮マッサージ
百会という頭頂のツボ押しでさらにリフレッシュ&効果アップ!
✔︎朝からやる気が出ない… 目覚めが悪く動きが鈍る
👉どのローズマリーでもいいので、お湯をはった洗面器に3滴ほど垂らし足湯🦶(そのままシャワー浴びても◎)血行が良くなり香りのおかげで気分もシャキッとしてきます⚡️
ローズマリーもゼラニウム同様、最近流行りの韓国コスメでもよく使われるようになって美容のジャンルで目にする機会も増えてきましたね。
かつてのハンガリー王妃が使ったとされる「若返りの水」という化粧水があったように、透明感や肌に活力を与える効果のためローズマリーを使った化粧品も出てきているみたいですね🫧
さいごに
見た目の可愛らしさと、力強い効果を持ち合わせたローズマリーは特に低血圧な女性のカンフル剤的に使うこともできるので、一家に一本常備しておくのもいいですよ✨
香りが苦手だったら、柑橘系と合わせると使いやすくなると思います。
私はローズマリーが大好きなのです!
色々な可能性を持つローズマリーの魅力が伝わりますように🙏